日本脳神経外科学会北海道支部次回支部会のご案内

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次回支部会のご案内

第93回 日本脳神経外科学会北海道支部会のお知らせ

謹啓

 

 皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。この度、令和7年3月29日(土)に北海道大学臨床大講堂にて「第93回日本脳神経外科学会北海道支部会」を開催させていただくこととなりました。

 昨今の新興感染症の流行や国家・民族間の摩擦を原因としたトラブルから、日本の医療においてもここ数十年来の安定した成長を見込めなくなってきました。国内財政における社会保障費の突出も問題視されてきており、医療に対して無制限に資源を投入することはもはや難しい状況です。また、国内の人口構成の急激な高齢化率上昇と少子化が、さらに医療の状況を複雑で難しい物としています。そのような社会情勢の中、これからはバランスのとれた継続性を持った医療を形成していくことが求められています。それには専門家集団である我々脳神経外科医も、関連する分野、職種、業種との調和に根ざした効率化と新たな価値の創出が重要になると考えます。何かにつけ、SDGs、医療連携、他業種連携などのキーワードがよく目につきます。

 そのような中で、この度の第93回北海道支部会は、「調和とつながり」を中心テーマとしたいと考えました。長い伝統を持つ本会では、これまで症例報告や小規模研究を中心とした専門領域のなかの、さらに末端に位置する事象を議論する場となることが多かったように思います。また、若手発表者の活躍できる場であるという面もございます。そこを生かして、個々の研究が別の演者の発表や関連異分野への研究と調和した橋渡しになるなど、一回限りでなく、その後の縁を維持してつながりを持たせるような会の構成にしたいと考えました。それが、診療全体の効率化や、新たな価値を創発するイノベーションの萌芽となるのではないでしょうか。

 そこで、従来通りの分野別の発表プログラムは維持しますが、ランチョンセミナー、教育セミナーでは、広い視野からの知見を得られるような構成となるようアレンジを試みます。座長の皆様、参加の皆様も、必ずしもその場での結論を急がずオープンエンドでかまいませんので、その後の何かにつながる形での積極的な議論を期待したいと思います。多数の関連企業のご協力も得ており、講堂の外側においても脳神経外科診療への何かのヒントを得られるようにお願いしております。

是非、脳神経外科の日常診療から生まれる研究の一端を多数応募ご発表ください。何らかの関連分野、その後の類似・相似研究とつながり、調和をもたらす可能性を持たせる形の演題を特に歓迎したいと思います。「後年になって皆様が本会における発表を思い出す頻度が最大となるような会とする」ことを、最優先の目標として準備を行っていきます。

 会員の皆様におかれましては、どうか、ふるって演題の応募を、また応募のお誘いをお願い致します。

謹白

 

令和6年12月吉日

第93回日本脳神経外科学会北海道支部会会長  新谷 好正

(小樽市立病院脳神経外科)

 

 

会期:令和7年 3月 29 日(土)

会場:北海道大学医学部 臨床講義棟 臨床大講堂

演題登録:2024年12月18日(水)~2025年2月11日(火)

URL:https://jns-official.jp/meeting/branch/hk93

 

 

 

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